集団リハビリ,話,惹きつける

「話を聞いてもらえない」集団リハビリで相手を惹きつける話し方

こんにちは、「集団プレリハ」管理者のかものはしです。

かものはし
伝わる話し方して効果を上げていきましょう!

今回学習する内容にあたり参考にした本は、SNクリエイティブ出版  伊藤羊一の「1分で話せ」です。

「人前で話すことが好きだ」「私に集団リハビリを任せて欲しい」など、なかなか自信を持ってそう言える方はいないのではないでしょうか。私も人前で何か話したり司会進行したりするのは苦手なほうです。

「何を話したら良いのか?」「話しても上手く人に伝わらない」。そんな人に集団リハビリを実施する上で「伝わる方法」について、今から説明していきたいと思います。

伝わるための基本事項とは

相手を知ることが大事

人は「相手の話の80%は聞いていない」と聞いたことはないでしょうか?プレゼンでも日常会話でもどんな良い話をしても100%話が伝わらないのです。

集団リハビリにおいては運動など用いた場合、疲労感により余計に人の話が入らない可能性もあります。

「何のために集団リハビリを実施するのか」を明確に意識しなければいけません。「誰に」「何を」「どうしてもらいたい」を考えながら、特に「誰に」をポイントとして話を進めていきます。

「相手の状態」「興味を示していること」「参加して何を求めているのか」「話す内容の理解度」「あまり好ましくない話の内容」など、考えれば多くの要素が挙げられると思います。

ただし、実施する集団リハビリの規模が大きくなるにつれて、統一を図るのは難しいことだと思います。数人クラスの小集団であれば、準備の段階から話す内容、言葉遣い、話す流れを考えることが出来ます。

「理解してもらう」はゴールではない

「何のために集団リハビリを実施するのか」をイメージ出来たら、最後に「ゴールは何か」を考えます。

「興味を持ってほしい」「気付いてほしい」「何の疑問があるのか話して欲しい」など、いろいろなゴールがあります。

ここでは「継続して自宅で行ってもらうこと」をゴールとして話していきたいと思います。

ちなみにゴールについては、「理解して欲しい」というゴールは避けたほうが良いです。

どうしても設定したい場合は、「理解したうえで〇〇〇をして欲しい」と言った具体的なゴールを設定していくことが大事であると書かれています。

1分で伝えるテクニックとは

ロジカルな1分ストーリーを考える

話には「結論」と「根拠」があり、結論は1つであるが、根拠は複数あることが多いです。

「これが結論です。理由は〇〇〇と〇〇〇があるからです」と簡単に話をまとめることが出来ます。この話し方を覚えることで聞き手へ説得力のある話し方が出来ます。

話の内容理解度にも気を付けなければいけません。話し始めて、途中で相手が難しいと思えば、それ以降の内容は頭の中に入ってきません。専門用語を使わず、相手が理解しやすい言葉で問いかける必要があります。

相手を動かす「結論」を示してみる

結論と根拠は混合してはいけません。

例えば、「Aは〇〇〇です、Bは〇〇〇です」は結論ではなく根拠です。もし、Aのほうが良ければ「Aの〇〇〇が効果的です」という結論を出すことが大事です。

ちなみに結論を出すことも大事ですが、並べられた根拠を「自分ではどう思う」か問いかけることも必要だと書かれています。自分に問いかけて響かなければ、その根拠は相手にも響かない可能性があり、別の根拠を探す必要があります。

意味がつながっていれば「ロジカル」である

「結論」と「根拠」が繋がっていれば話が長くなることは無いです。そしてもっと相手に伝わりやすくするために意味が繋がっていること(ロジカル)に話していきます。

例えば、「今日は体調が悪いから運動は休みにしよう」は理解できますが、「今日は体調が悪いから雨傘を持って出かけよう」は意味通じません。

聞き手にとって、話の前後の意味が繋がっているかどうか事前に確認する必要があります。

相手を1分で「その気にさせる」テクニックとは

その気にさせる

相手の感情を揺さぶることが必要である

上記で話した「結論」と「根拠」を用いたロジカルな話は有効であるが、聞き手の感情を揺さぶる必要があると書かれています。

そのためには感情を入れるため、相手にイメージさせる必要です。現実離れのイメージではなく、より実生活へのリアルにイメージを作ってもらいます。

例えば、集団リハビリで足腰に自信がなくなっている方へ運動を進める言葉かけを考えてみます。「〇〇〇の運動を行うことで足腰を鍛えましょう」より「今後も好きな〇〇〇を行っていくため、〇〇〇運動を行い、足腰を鍛えていきましょう」と伝えたほう良い。どちらとも足腰を鍛えるための運動を伝えていますが、後者のほうが実生活のイメージがしやすく、より目標が明確化しやすいです。

相手にイメージしてもらうため、最も効果的な方法は写真や動画を見せることでです。ただし、運動メニューに関しては出来るだけ実践を行いましょう。

頭で理解するのではなく、身体を用いた学習効果は高い傾向にあります。

言葉もスライドは「簡潔・簡単」にする

話す内容で重要なポイントもスライドを用いたほうが良いです。スライドにびっしり書いた文字を見るのは目が疲れやすいです。長文や一般向けではない専門用語を用いるのは避けて、端的に分かりやすい言葉を使用します。

スライドの背景はその時の状況次第ですが、私は背景を黒色で白文字にすることが多いです。黒背景のほうが白背景より文字識別力は高いそうですが、情報入力量は多くなるので白背景よりストレスは高くなる研究結果もあります。

データを用いる場合は、表に書かれた数字を提示するのではなく、折れ線グラフなど視覚的に捉えやすい方法を用います。
スライドを用いない場合は「想像してみてください」と相手に問いかけてみます。反応が乏しい場合は、話し手が「例えば…」という具体例を示すことで相手の想像を引き立てる手段になります。

伝える側は、相手が想像するのをサポートする役をします。

【実践】こんなときはどう対処するか

とっさに意見を求められて頭が真っ白になる

十分に前準備をしてきたのに、急に相手より意見を求められてきた場合に頭がまっしろになることはないでしょうか。あがり症であれば、なおさら返す言葉が出てこないかと思います。

まず、落ち着いて相手の話を聞いてみましょう。その質問が「”はい”・”いいえ”で返答出来るものか」「相手の不安になる点を払拭させればいいのか」「別の方法を聞いているのか」などを考えてみます。

次に考えることは、上記で話したロジカルな話を組み立てます。結論を決め、根拠を3つ加え、さらに具体例を1つでも話せれたら良いです。

「はい」「いいえ」の質問であれば、それが結論になるので、その後に根拠と具体例を話していきます。

自分の話を聞いてくれているような気がしない

自分の話を聞いてくれていなそうであれば、自分の話し方を意識してみます。相手に聞きづらい小さな声や早口になっていないか、難しい専門用語を話していないか確認していましょう。棒読みの話し方も聞き手の興味を逸らしがちなので、重要な個所や特に聞いて欲しいところはトーンを変えてみるといった工夫が必要です。

集団リハビリを行う場合、運動負荷量にも気を付けなければ話が伝わりにくくなります。運動経過によってある程度の疲労感は出てくるので、徐々に話を聞く注意は逸れてしまいます。出来るだけ重要な話は前半に話して、後半では再度復習を兼ねて話したほうが良いです。

休憩を取り入れることも大事ですが、長い休憩時間はかえって集中力を欠如させてしまいます。妥当な休憩時間は一概には言えませんが、だいたい5分から15分と書かれている場合が多いです。そのため、与えられた集団リハビリの予定時間に合わせて休憩時間を入れたほうが良いです。