心を読む

集団リハビリで身に付けたい人の心を読む方法

こんにちは、「集団プレリハ」管理者のかものはしです。

かものはし
わかった!あの人は〇〇〇と考えているんだこの人は〇〇〇と考えているんだな

今回学習する内容にあたり参考にした本は、すばる早川書房 ニコラス・エプリー(訳:波多野理彩子)の「人の心は読めるか?」です。

「相手を喜ばせるために自分がどのように話しかければよいのか」、周囲の人が考えていることが手に取るように理解することが出来れば人間関係が楽になります。

しかし、相手の出した感情や閉ざされた感情を理解することは難しく、人は誤って推測して読み取っていることも多いようです。

この本では、「誤解や勘違いを引き起こす脳の罠を知ることで、上手な人間関係を図ることが必要である」と書かれています。

集団リハビリ実施で使えるところも多く、知っておきたいテクニックとなっています。

初対面の人ほど注意しておきたいこと

自分の心を知る

この本には、「人は自分の存在を肯定的なイメージを持っているが、自分を正しく把握することが難しい」と書かれています。

自分が起こした行動に対して何らかアクシデントが起こった場合、直接的な原因は分からなく、自分が納得いく原因を当てはめているそうです。

あたかも「自分が自分のことを良く分かっている」ように錯覚してしまいます。それは「自分の考えのほうが他者より優れている」と思い込んでしまいがちなので、人間関係の中で自分の立ち位置を誤ってしまう可能性があります。

そうならないためにも、「自分はそのことは知らない」「もしかしたら自分は間違っているのかもしれない」という自覚を持つことが必要ですね。

第六感を過信しない

一般的に第六感とは、身体感覚である目や耳などの五感を超えるものを指します。勘やインスピレーションなど理屈では証明しがたいものです。

第六感は今まで生きていき知識や経験から成り立ちます。初めての人と会ったとき、人は第1印象を第六感を用いて瞬間的に作り出します。それは曖昧のものではなく、かなり確信性の高いものだそうです。

その後も経過とともに第六感は修正されていきますが、相手と何度も会うにつれて、実際に会った以上に相手の気持ちを理解したと錯覚するようになります。

初めから「あの人は〇〇〇だから」と決めつけがちにならないように、主観的な物事ではなく、自己客観的な立場から見てどう映るのか、他者の意見はどうなのか聞くことで、冷静に判断する必要もあります。

このように第六感を使ってしまうデメリットがありますが、この人間特有しか持っていない機能であり、人間関係を構築する上で必要なものです。

心の分類「人」「モノ」とは

相手の「心」を見る

この本では、初めての人に会うときに自分自身とかけ離れた人に会うと、第六感が働かなくなると書かれています。何故なら、自分がどんなに社交性が高い人だとしても、相手の心を上手く認識出来ずに物体として認識してしまうことがあるそうです。

第六感が上手く働かない原因は2つあるそうで、1つは相手との物理的な距離です。もう1つは心理的な距離です。

集団リハビリ実施で例える

物理的な距離の改善であれば、相手との距離を考えてコミュニケーションを図れば良いかと思います。参加者にもよると思いますが、縦横きっちりとした座席配置もありますが、扇状に座席配置する方法もあります。

モノの「心」を見る

人ではなく物体を見ているときも、人と接するときと同じように心を見出すそうです。

3つのきっかけとなるもの

  • 対象となるものが人間に似ているもの
  • 物体であれ心があると考えれば自分が納得できるもの
  • 自分の心と密接に結びついているもの

これは私の考えですが、1つ目は「人形」、2つ目は「草花など自然にあるもの」、3つ目は「思い出の写真」が思い浮かびました。これは人によって変わってくるもので、正解や不正解はないかと思います。

気を付けたいことは、人と接するときに上記で話した、実際には心を持っているのに心を持っていないと認識してしまうこと。反対に実際には心は持っていないのに心があると認識してしまうことです。

相手の心を読む前に注意したいこと

勉強する,下準備

自分を基準に考えない

ここでは「自己中」といったトラブル原因ではなく、自己中心的な考えは被害妄想をもたらす可能性があるということです。

現実では起こっていないことなのに、あたかも身の回りで起こっているような錯覚を覚えます。周囲からの視線が気になったり、「周囲から低く評価されているのではないか」と思うようになります。

意外にも人は他人の失敗を本人ほど強く考えていないことが多いということです。

ステレオタイプを味方につける

人は細かいことを正確に記憶するのは難しく、性別・職種・年齢など分類された集団に対して抽象的な知識を持っています。

ステレオタイプというのは、多くの人に浸透している固定観念やイメージのことであり、先入観をもって人を見てしまうリスクがあります。

それを回避する方法は、先入観を持たず、相手の行動を観察することで、「何故、その行動をするのか」考えます。同時に、自分の鏡に映すことで相手の心が歪んでいないかどうか確認します。

相手の行動から本心を読まない

人は自分の考えに確信が持てないと、次の行動をとることが出来ず、周囲の人の行動に合わせせる傾向があります。反対に自分の視点・第六感や上記で話したステレオタイプに合わせて行動を取ると、相手を見失ってしまう可能性があります。

集団であればあるほど、相手が行動を起こしたとしてもそれは本心ではなく、他人に合わせた行動なのかも知れません。

とっさに出る怒りや喜びなどの表情は「微表情」と言われ、この本では現時点で科学的な信憑性は高くないと書かれています。

人の本心はなかなか外に漏れだすことはなく、顔に出てしまう表情は読み取る相手にとって誤解してしまうきっかけにもなるそうです。

相手の視点を読む

視点を身に付けるメリット

  • 自分が相手に対して知っていること
  • 相手の視点から見ることで自分の視点にはない情報を得られること

視点を身に付けるデメリット

  • 相手の視点が正しく理解できることで自身の視点が生みづらくなること
  • 相手の視点が間違っていた場合は周囲に悪影響を及ぼすこと

最短で相手の視点を読む方法

結局、相手の視点を「取得」するのではなく、「獲得」するのが一番手っ取り早い方法です。

この本では、相手を理解するためには、自分が相手の視点を正しく理解できているのではなく、実際に聞いてみたほうが良いと書かれています。

相手の心を正しく読み取る方法はなく、上記で話した第六感やステレオタイプのデメリットもあるため、自分が思っていた相手の心と強くかけ離れている場合があるので注意したいですね。